スイスの高級時計ブランドの「タグ・ホイヤー」は、ポルシェとのコラボレーションモデル「タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント×ポルシェ ラリー」を発表した。
この新作は、1965年のラリー・モンテカルロで活躍したポルシェ『911』をモチーフにしている。当時、カーナンバー147のポルシェ911は、過酷な雪道を走り抜け、総合5位、クラス2位という素晴らしい成績を収めた。

新モデルは、ステンレススチール製の911本限定版と、18K 3Nソリッドイエローゴールド製の11本限定版の2種類が用意される。両モデルとも、タグ・ホイヤーの自社製ムーブメントTH20-08を搭載し、80時間のパワーリザーブを誇る高性能クロノグラフとなっている。
時計のデザインは、初期のポルシェ911のダッシュボードを彷彿とさせるものとなっている。ブラックダイヤルにベージュのマーキング、フランジ右側の赤い線など、随所に当時の911へのオマージュが込められている。

ケースバックには、サファイアクリスタルを通してポルシェのステアリングホイールを模したローターが見える仕様となっており、両ブランドの歴史と技術の融合を象徴している。
タグ・ホイヤーのCEO、フレデリック・アルノー氏は「このモデルは、モータースポーツにおける両社の豊かな伝統を称えるもの」とコメントしている。