スウェーデンのEVブランドのポールスターは、北極圏仕様の特別モデル『Arctic Circle』コレクションを発表した。
このコレクションは、2022年に公開された1台限りの『ポールスター2 Arctic Circle』をベースに、新たに『ポールスター3』と『ポールスター4』を加えた3車種で構成されている。
これらの特別モデルは、ラリーにインスピレーションを得ており、ポールスターのパフォーマンスDNAを表現している。3車種は2月1日、オーストリアのツェル・アム・ゼーで開催されるFATアイスレースでデビューした。

ポールスターのマイケル・ロシェラーCEOは、「Arctic Circleコレクションは、モータースポーツに根ざし、スカンジナビアデザインと融合したポールスター独自のパフォーマンスDNAを示している」とコメントしている。
これらの特別モデルは、ポールスターのスウェーデンR&D施設で製作された。共通の特徴として、車高を上げ、カスタムメイドの3ウェイ調整可能なオーリンズ製ダンパー、ピレリ製スタッドタイヤ、OZレーシング製ホイール、ステディ製のクアッドEvoフロントスポットライト、レカロ製バケットシートを装備している。3車種ともにツインモーターのAWDだ。
ポールスター2 Arctic Circleは、350kW(476hp) /680Nm、ポールスター3 Arctic Circleは380kW(517hp)/910Nm、ポールスター4 Arctic Circleは400kW(544hp)/686Nmの性能を発揮する。

ポールスターの走行ダイナミクス責任者であるヨアキム・リドホルム氏は、「ポールスター2 Arctic Circleで作り上げた特別なものを、2つの新しいSUVに適用することは楽しくもチャレンジングな仕事だった」と述べている。
これらの特別モデルは、ポールスターが北極圏内のスウェーデン北部で行っている厳しい環境下での開発と性能向上の成果を示すものとなっている。FATアイスレースでの公開を通じて、ポールスターは氷上での走行性能の高さをアピールしている。