ランチアが40年ぶりにラリー界への復帰を果たす。4月11日から13日にかけてイタリア・アルバで開催されるレジョーネ・ピエモンテ・ラリーを皮切りに、5月8日のタルガ・フローリオ・ラリーで、「トロフェオ・ランチア」がデビューする。
この復帰の主役となるのが、新型『イプシロンRally4 HF』だ。212hpのターボエンジンを搭載し、ラリー界の伝説ミキ・ビアジョンが開発に参画したこのマシンは、4か月で90台以上を販売するヒット商品となっている。若手ドライバーにとって、モータースポーツの中でも最も技術を要する競技の一つであるラリーで名を上げるのに理想的な車両という。
トロフェオ・ランチアへの参加登録は急増し、40チームの定員に達した。そのうち25人が35歳以下のドライバーで、2026年のFIA ERCへの参戦権を争う。
レジョーネ・ピエモンテ・ラリーでは、ランチア・コルセHFビレッジが設置され、特別イベントや25台のクラシックランチアの展示、新型『イプシロンハイブリッド』の試乗会などが行われる。また、0-100km/h加速が5.8秒未満の280hpの新型『イプシロンHF』も展示される。
ランチアのルカ・ナポリターノCEOは、「ピエモンテでモータースポーツの冒険を始めることに胸が躍る。伝統とイノベーションが出会う、エキサイティングなシーズンの象徴的な始まり」とコメントしている。
ランチア・コルセHFは公式SNSアカウントを開設し、ファンとの交流を深める予定だ。
ラリー界の復帰を通じて、ランチアは若手ドライバーの育成と共に、自社のスポーティなDNAを現代に蘇らせようとしている。