カストロールがMotoGPでも存在感を示す!速さと環境の両立を目指していく…東京オートサロン2026

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カストロールブース…東京オートサロン2026
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カストロールが進める再精製ベースオイル(RRBO)が欧州で拡大中。廃油から高品質なエンジンオイルを生む循環型の新潮流だ。

欧州で進む再精製ベースオイルRRBOの採用拡大

昨年のオートサロンで驚きの声も聞かれた、カストロールによる再精製ベースオイルの使用。すでにヨーロッパでは取り組みが始まっており、現地で販売されるカストロール製品の30%以上に再精製ベースオイルが採用されていると発表があった。

この再精製ベースオイルRRBO(Re-Refined base oil)とは廃油をベースにするが、汚れを濾し取って再度オイルとして使うのではない。汚れを除去したのちに水素処理などを施し、さらに再度精製することでエンジンオイルに適した成分を抽出する。そこから作られたベースオイルのことである。

原油精製と同等の工程で廃油を高品質化する

原油はドロドロの真っ黒の状態で汲み上げられ、それを精製することでガスやガソリン、オイル、重油、コールタールなどを作っている。これとほぼ同じ作業を廃油に施すことで使える成分を抜き出し、高品質なベースオイルとしている。原油に比べれば、もともとがオイルである廃油は遥かにベースオイルにしやすいのだという。さらに性能はバージンベースオイルと遜色がないことが証明されている。

昨年末にはこのRRBOが採用されたルノー・カストロールGTXシリーズを発売。このオイルはルノーグループの純正オイルに採用され、欧州のディーラーネットワークで販売が開始されたRN17(5W-30)はルノーグループ車両の50%以上に対応する。さらに2026年には新たなモデルの追加で、ルノーグループの全モデルに対応した再精製ベースオイルを配合したプレミアムエンジンオイルが出揃うことになった。環境負荷を少しでも減らし、循環型社会を目指す取り組みが動き出している。

日本ではまだ廃油を回収し再精製する環境が整っておらず、日本で購入できるカストロール製品にも再精製ベースオイルが含まれたモデルはない。しかし日本での展開は現在調整中で、再精製ベースオイルを輸入して日本でブレンディングするか、日本で再精製するかなどはまだ決まっていないものの、市販化に向けて着実に動き出しているという。

とくに日本の廃油は諸外国に比べて極めてクオリティが高いと言われている。海外に比べてドロドロになるまでオイルを交換しない人は少なく、状態の良い廃油が多いため、これまで以上の高い再利用率にできるのではないかという。日本を走る一般車両から競技車両まで、再精製ベースオイルを使用したエンジンオイルで走る日も近そうである。

全日本ラリーで復活したカストロールカラー

そして今年ラリーシーンではカストロールカラーが復活し、全日本ラリーを駆けた。シュコダ・ファビアR5に乗るのは鎌田卓麻選手と松本優一選手。チーム名はCastrol with TEIN。チーム代表も鎌田卓麻選手だ。サスペンションはテインが作り込み、オイルはカストロールを使用し、全日本ラリーではシリーズランキング5位を獲得。ラリージャパンではCastrol TEIN DL SKODAとして参戦し、総合14位、WRC2 7位、WRC2マスターズ優勝という輝かしい結果を出した。

MotoGPで広がるHONDA HRC CASTROLの存在感

近年、世界的にモータースポーツイメージを再度高めているカストロール。日本でもJGTCでのカストロールカラーを纏ったA80スープラや、カストロールカラーのセリカやカローラのラリーカーをご存知の人も多いだろう。そして新たにモータースポーツイメージを高める取り組みのひとつが全日本ラリーであり、さらにMotoGPでの活躍にも注目したい。

これまでサテライトチームのLCRホンダのサポートを行い、CASTROL HONDA LCR MotoGPとして参戦していた。2025年からはHONDAのワークスチームもサポートし、HONDA HRC CASTROLとして参戦しているのだ。第6戦 フランスグランプリではCASTROL HONDA LCRのヨハン・ザルコ選手が見事優勝。ライバルチームドゥカティの連続優勝記録を22で止め、過去に記録したホンダの連続優勝記録である22と並び1位タイとし、記録更新を防いだ。

もちろんこのワークスチームとLCRホンダにはカストロールのオイルが使われている。燃料もBPとカストロールが供給し、ドゥカティ勢に負けていたストレートスピードも同等まで高めることができているという。そこにもカストロールの技術が生きている。近年のMotoGPにおけるHONDA復活にはカストロールの力もあったのだ。

レースと環境の両輪で進むカストロールの次の一手

モータースポーツイメージを高めて、カストロール=レースのイメージは世界的にも再び高まりつつある。ラリーでもカストロールカラーは大きな注目を受け、MotoGPでもホンダワークスに大きく掲げられたカストロールカラーは注目の的である。しかし同時にRRBOで環境負荷を減らし、循環型社会を目指すべく新たな技術の開発と革新、そして普及にもカストロールは取り組んでいる。

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《加茂新》

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